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ももでちっそく

書評・映画レビューが多くなってきましたが、雑記ブログです。口が悪いので酷評することも多いです。すきなひと、さーせんね。

【書評】 キャラクターズ 著者:東浩紀、桜坂洋 評価☆★★★★ (日本)

キャラクターズ (河出文庫) 作者: 東浩紀,桜坂洋 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2012/07/05 メディア: 文庫 クリック: 11回 この商品を含むブログ (12件) を見る 批評家・東浩紀とラノベ作家・桜坂洋による共作。小説の体裁を取っているけれど、中…

【書評】 私たちはどこまで資本主義に従うのか 市場経済には「第3の柱」が必要である 著者:ヘンリー・ミンツバーグ 評価☆☆★★★ (カナダ)

私たちはどこまで資本主義に従うのか―――市場経済には「第3の柱」が必要である 作者: ヘンリー・ミンツバーグ,池村千秋 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2015/12/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る ヘンリー・…

ドストエフスキー『悪霊』1巻・覚書 

悪霊 1 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 19世紀のロシアの大家ドストエフスキーの『悪霊』の1巻を読み終わった。通常なら3巻まで読了してから…

【書評】 テレーズ・デスケルウ 著者:フランソワ・モーリアック 評価☆☆☆☆★ (フランス)

テレーズ・デスケルウ (講談社文芸文庫) 作者: フランソワ・モーリアック,若林真,遠藤周作 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/05/09 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (18件) を見る 舞台は20世紀前半のフランス。未だ第…

【書評】 ドルジェル伯の舞踏会 著者:レイモン・ラディゲ 評価☆☆☆★★ (フランス)

ドルジェル伯の舞踏会―現代日本の翻訳 (講談社文芸文庫) 作者: レイモンラディゲ,Raymond Radiguet,堀口大学 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1996/08 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (14件) を見る レイモン・ラディゲと言…

【書評】 All You Need Is Kill 著者:桜坂洋 評価☆☆☆★★ (日本)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫) 作者: 桜坂洋,安倍吉俊 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2004/12/18 メディア: 文庫 購入: 31人 クリック: 414回 この商品を含むブログ (430件) を見る このブログにはゲームの話題がほとんどないし、書…

【書評】 真昼の悪魔 著者:遠藤周作 評価☆☆★★★ (日本)

真昼の悪魔 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1984/12 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (7件) を見る 田中麗奈主演でドラマ化もされている『真昼の悪魔』の原作小説。著者は遠藤周作。 推理小説の体裁を取って…

【書評】 問題解決プロフェッショナル 思考と技術  著者:齋藤嘉則 評価☆☆☆☆☆  (日本)

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術 作者: 齋藤嘉則 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2010/04/16 メディア: 単行本 購入: 10人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (18件) を見る もはや紹介不要とさえ思われる問題解決の基本書。著者は…

【書評】 夢の浮橋 著者:谷崎潤一郎 評価☆☆☆★★ (日本)

夢の浮橋 (中公文庫) 作者: 谷崎潤一郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2007/09/22 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (12件) を見る 谷崎純一郎後期の短編『夢の浮橋』と4つの随筆を収めた作品集。『夢の浮橋』発表時…

【書評】 対岸の彼女 著者:角田光代 評価☆☆☆☆★ (日本) 

対岸の彼女 (文春文庫) 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/10/10 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 70回 この商品を含むブログ (171件) を見る 『対岸の彼女』は女性心理を鋭く描いた良作である。エンターテインメント作品を賞の対…

【書評】 六〇〇〇度の愛 著者:鹿嶋田真希 評価☆★★★★ (日本)

六〇〇〇度の愛 作者: 鹿島田真希 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/06 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (49件) を見る 小説であり映画でもある『ヒロシマ、モナムール』を読み、あるいは鑑賞したことはなくとも、その名前は知っ…

イエスの生涯 著者:遠藤周作 評価☆☆☆☆★ (日本)

イエスの生涯 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1982/05/27 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 18回 この商品を含むブログ (45件) を見る 1 キチジロー的な信仰 遠藤周作による「イエス・キリストの生涯」を描いた作品。マーテ…

【書評】 十年後のこと 著者:東浩紀、円城塔、横尾忠則ほか 評価☆☆★★★ (日本)

十年後のこと 作者: 東浩紀,絲山秋子,岡田利規,角野栄子,長嶋有,中村文則,姫野カオルコ,松田青子,森絵都,横尾忠則 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/11/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「十年後」を題材に小説家、評論家…

【書評】 ヘタウマな愛 著者:蛭子能収 評価☆☆★★★ (日本)

ヘタウマな愛(新潮文庫) 作者: 蛭子能収 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/10/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 漫画家蛭子能収の前妻との30年にわたる回想記。 印象的なのは回想記の冒頭に前妻の死を描いたところ。競艇好きの蛭…

【書評】 最強の「リーダーシップ理論」集中講義 著者:小野善生 評価☆☆☆★★ (日本)

最強の「リーダーシップ理論」集中講義 コッター、マックス・ウェーバー、三隅二不二から、ベニス、グリーンリーフ、ミンツバーグまで 作者: 小野善生 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2013/01/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含む…

【書評】 MBAが会社を滅ぼす 著者:ヘンリー・ミンツバーグ 評価☆☆☆★★ (カナダ)

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方 作者: ヘンリー・ミンツバーグ,池村千秋 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2006/07/20 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (43件) を見る ヘンリー・ミンツバーグのビジネス書は…

【書評】 マタハラ問題 著者:小酒部さやか 評価☆☆☆★★ (日本)

マタハラ問題 (ちくま新書) 作者: 小酒部さやか 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/01/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は、NPO法人マタハラNet代表理事にして、「世界の勇気ある女性賞」(米国務省主催)を受賞した、反マタ…

【書評】 予想どおりに不合理 ダン・アリエリー 評価☆☆☆☆★ (米国)

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,熊谷淳子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2008/11/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 31人 クリック: 417回 この商品を含むブログ (152件) …

【書評】 コミュニケーション重視の目標管理・人事考課シート集 著者:日本経団連出版 評価☆☆☆☆☆ (日本)

コミュニケーション重視の目標管理・人事考課シート集 作者: 日本経団連出版 出版社/メーカー: 日本経団連出版 発売日: 2012/03 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る 事業会社の人事をしていた頃、自社の人事考課制度を改定するにあ…

【書評】 ジャンキー 著者:ウイリアム・バロウズ 評価☆☆☆☆☆ (米国)

ジャンキー (河出文庫) 作者: ウィリアムバロウズ,William S. Burroughs,鮎川信夫 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (36件) を見る ウィリアム・S・バロウズのデビュー作『ジ…

【書評】 ゴースト 著者:ウィリアム・バロウズ 評価☆☆☆★★ (米国) 

■敢えて不安を受け入れよう 久しぶりにバロウズの小説を読んだ。読んだのは『ゴースト』という本。 ゴーストというのは幽霊とか魂とかのことだが、この小説ではメガネザルのこと”も”指す。メガネザルは決して殺してはならない禁断の動物として、描かれる。 …

【書評】 痴人の愛 著者:谷崎潤一郎 評価☆☆☆☆☆ (日本)

痴人の愛 (新潮文庫) 作者: 谷崎潤一郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1947/11/12 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 123回 この商品を含むブログ (228件) を見る 久しぶりに谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読んだ。谷崎らしい唯美主義・耽美主義が如実に表…

【書評】 営業力 著者:田坂広志 評価☆☆☆★★ (日本)

営業力: 「顧客の心」に処する技術と心得作者: 田坂広志出版社/メーカー: Atelier Tasaka発売日: 2016/04/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 田坂広志の『営業力』という本を読んだ。俺もコンサルタントの端くれとして、営業の姿勢を学ばなけ…

【書評】 トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙 著者:木原善彦 評価☆☆☆☆★ (日本)

■入手困難の研究書 『トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙』を図書館で借りて読んだ。本書は、アメリカの現代作家であるピンチョンについての研究書である。 残念ながら、本書は、現在絶版で入手困難である。しかもAmazonでは10,000円近い価格で取引…

【書評】 ロジカルシンキング 著者:照屋華子 評価☆☆☆☆★ (日本)

『ロジカルシンキング』という本を図書館から借りて読んだが、なかなかの良書!ロジカルシンキングの入門的なテキストとして広く読まれているのも納得。ロジカルシンキングの技術力習得を目指しているため、平易な文体で書かれており、何よりも文章の論理構…

【書評】 78歳いまだまんが道を 著者:藤子不二雄A 評価☆☆☆★★ (日本)

藤子不二雄Aは、俺が好きな漫画家の一人だ。好きなのは『笑ゥせえるすまん』『魔太郎がくる!』『ブラックユーモア短編集』だ。漫画エッセイでは『PARマン』も非常に面白い。 『まんが道』も面白そうなのだが、長編で値段が高く揃えるのが大変そうなので未読…

【書評】 鏡子の家 著者:三島由紀夫 評価☆☆☆★★ (日本)

三島由紀夫の『鏡子の家』を読んだ。新潮文庫にして600ページ超の大作。「みんな欠伸をしていた」という象徴的な言葉から始まる、虚無的な物語だ。 ■物語 鏡子という30歳くらいの資産家のシングルマザーの元に集まる4人の男たちを通して、第二次大戦後、経済…

【書評】 『海と毒薬』『死海のほとり』 著者:遠藤周作 評価☆☆☆★★ (日本)

『海と毒薬』 熊井啓により映画化もされた名高い中編小説。戦時中の九大医学部で起こった生体実験に取材したフィクションだ。キリスト教については、『沈黙』に比べると穏やかな言及に留まる。『沈黙』でキリスト教信仰についてどっぷり浸かって、ちょっと遠…

【書評】 本当に「使える人材」を見抜く採用面接 著者:細井智彦 評価☆☆☆★★ (日本)

リクルートキャリアで面接コンサルをしている、細井智彦の面接指南書。新卒のことも記載されているが、メインとなるのは中途採用面接のノウハウだ。 細井の経歴は、「6000人の転職希望者を内定に導いた」、「企業面接官向けセミナーで1500人以上を指導した」…

【書評】 マインクラフト 革命的ゲームの真実 著者:ダニエル・ゴールドベリ 評価☆☆☆★★

マインクラフト 革命的ゲームの真実 (角川学芸出版単行本)作者: ダニエル・ゴールドベリ,リーヌス・ラーション,羽根由出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版発売日: 2014/03/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 『マインクラフト 革命的ゲ…

『企業参謀ノート入門編』 大前研一 評価★☆☆☆☆ (日本)

マイクロソフトの澤円が薦める本に、大前研一の『企業参謀ノート入門編』というのがあった。 大前研一って名前だけは知ってるけど、よく知らないので読んでみたらあんまり参考にならなかった。これだから日本企業はダメだとか、日本人はダメだとか、そんなネ…

【書評】 沈黙 著者:遠藤周作 評価☆☆☆☆☆ (日本)

遠藤周作の『沈黙』を読んだ。 ストーリーが面白くて5時間くらいで読めた。文庫本で290頁くらいの小説なのだが。 結果、遠藤周作は、W.バロウズやピンチョン、谷崎潤一郎、三島由紀夫等と共に俺の好きな作家になりそうだ。だって、もっともっと読みたいと思…

【書評】 奇妙な廃墟 著者:福田和也 評価☆☆☆☆★ (日本)

昨日書いた「イデオロギーズ」と平行して福田和也の「奇妙な廃墟」を読む。こっちは文芸批評ではなく評論・研究書の様な文のスタイル。さて「奇妙な廃墟」は1989年に出版された福田和也のデビュー作で、副題にフランスにおける反近代主義の系譜とコラボラト…

【書評】 ニッチを探して 著者:島田雅彦 評価☆☆☆★★ (日本)

ニッチを探して 島田雅彦 著超久しぶりに読んだ島田雅彦の長編小説。彼の作品を読むこと自体、10年ぶりくらいになるかな?日経の書評に出ていて、会社を辞めてホームレスになる話だったので、会社を辞めたい俺としてはそういう話にピンときちまうので、図書…

【書評】 サラリーマン漫画の戦後史 著者:真実一郎 評価☆☆☆★★ (日本)

サラリーマン漫画の戦後史を読んだ。課長島耕作から始まり、色んなサラリーマン漫画について語る。労務行政っていう雑誌で、就職作家の常見陽平が薦めていたから読んでみたのだ。島耕作も、最初は社内不倫に明け暮れ、ばれやしないかとビクビクする小心者で…