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ももでちっそく

書評・映画レビューが中心のこだわりが強いブログです

書評

【書評】 宴のあと 著者:三島由紀夫 評価☆☆☆☆☆ (日本)

宴のあと (新潮文庫) 作者: 三島由紀夫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1969/07/22 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (51件) を見る 本作は、政治を、迸る詩情と冷然たるリアリティと共に描いた傑作である。三島由紀夫の詩…

【書評】 幸之助論-「経営の神様」松下幸之助の物語 著者:ジョン・P・コッター 評価☆☆☆☆★ (米国)

幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語 作者: ジョン P.コッター,金井壽宏,高橋啓 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2008/04/03 メディア: ハードカバー クリック: 3回 この商品を含むブログ (15件) を見る 本書は、松下電器産業の創業者・松下幸…

【書評】 「できる人」の話し方&コミュニケーション術 著者:箱田忠昭 評価☆☆★★★ (日本)

「できる人」の話し方&コミュニケーション術 なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣 作者: 箱田忠昭 出版社/メーカー: フォレスト出版 発売日: 2005/03/15 メディア: 単行本 購入: 23人 クリック: 346回 この商品を含むブログ (28件) を見る 10年前…

【書評】 こんなオレでも働けた 著者:蛭子能収 評価☆☆☆☆★ (日本)

こんなオレでも働けた (講談社BIZ) 作者: 蛭子能収 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/05/30 メディア: 単行本 クリック: 16回 この商品を含むブログ (21件) を見る 私は現在仕事が楽しいが、それでも仕事とが辛いか辛くないかと言われれば、辛い。でき…

【書評】 仮面の告白 著者:三島由紀夫 評価☆☆☆☆☆ (日本)

仮面の告白 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/06メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 190回この商品を含むブログ (208件) を見る三島由紀夫の『仮面の告白』を数年振りに再読。本作は、三島の半自伝的小説と言われている。詩的…

【書評】 ダブリナーズ 著者:ジェイムズ・ジョイス 評価☆☆☆★★ (アイルランド)

ダブリナーズ (新潮文庫) 作者: ジェイムズジョイス,James Joyce,柳瀬尚紀 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/03/02 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 32回 この商品を含むブログ (48件) を見る ジェイムズ・ジョイスのことはよく分からない。 本書は…

【書評】 図解3ステップでできる 小さな会社の人を育てる「人事評価制度」のつくり方 著者:山元浩二 評価☆☆☆★★ (日本)

図解 3ステップでできる 小さな会社の人を育てる「人事評価制度」のつくり方 作者: 山元浩二 出版社/メーカー: あさ出版 発売日: 2016/08/02 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 中小企業の人事評価制度を支援することになって、書店を渉猟して…

ドストエフスキー『悪霊』3巻・覚書

悪霊 3 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 遂に最終巻。読んだのは4月初旬なので、思い出しながら書く。これでは「覚書」にならないのではと思うが…

【書評】 蠕動で渉れ、汚泥の川を 著者:西村賢太 評価☆☆☆★★ (2016年)

蠕動で渉れ、汚泥の川を (集英社文芸単行本) 作者: 西村賢太 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/08/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る blog.goo.ne.jp 西村賢太なんか全く興味がなかったのに、筆者が愛読している書籍・映画評ブログ「ア…

【書評】 実践 アクションラーニング入門 著者:マイケル・J・マーコード 評価☆☆☆☆☆ (米国)

実践 アクションラーニング入門―問題解決と組織学習がリーダーを育てる 作者: マイケル・J・マーコード,清宮普美代,堀本麻由子 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2004/07/30 メディア: 単行本 購入: 6人 クリック: 35回 この商品を含むブログ (13件)…

【書評】 カイジから経済を学べ 著者:丹羽由一 評価☆☆☆★★ (日本)

カイジから経済を学べ 作者: 丹羽由一 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2016/02/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 筆者は、『カイジ』という漫画を読んだこともなければ、映画版を観たこともない。タイトルだけ…

【書評】 しろいろの街の、その骨の体温の 著者:村田沙耶香 評価☆☆☆★★ (日本)

しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫) 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2015/07/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る 小学校4年生から、中学2年生にかけての一人称のシンプルな物語で、「女性の性への目覚…

【書評】 行動経済学の逆襲 著者リチャード・セイラー 評価☆☆☆☆★ (米国)

行動経済学の逆襲 作者: リチャード・セイラー,遠藤真美 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/07/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 行動経済学に関する一般向けの本。行動経済学の誕生から発展まで、行動経済学の研究者である著者…

【書評】 ぼく東綺憚 著者永井荷風 評価☆☆☆☆★ (日本)

濹東(ぼくとう)綺譚 (岩波文庫) 作者: 永井荷風 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1991/07 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 89回 この商品を含むブログ (66件) を見る 荷風は、ニーチェと共に若い時分の筆者にとって反時代性の象徴のような存在だった…

ドストエフスキー『悪霊』2巻・覚書

悪霊〈2〉 (光文社古典新訳文庫) 作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2011/04/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る 非常に長く、光文社文庫版で700ページもある。こんなに長大…

【書評】 斜陽 著者:太宰治 評価☆★★★★ (日本)

斜陽 (角川文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る『斜陽』は太宰治の代表作のひとつで当時のベストセラー小説にして、筆者が最も嫌いな小説だ。もうひとつの代表作『人間失…

【書評】 コンビニ人間 著者:村田沙耶香 評価☆☆☆☆☆ (日本)

コンビニ人間 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (53件) を見る 普段、筆者は近年の芥川受賞作など読まないし、読んだところで高い評価をしない場合が多い。ストーリーに起伏がなかった…

【書評】 芥川賞の偏差値 著者:小谷野敦 評価☆☆☆★★ (日本)

芥川賞の偏差値 作者: 小谷野敦 出版社/メーカー: 二見書房 発売日: 2017/02/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 芥川賞第1回~最新回まで164作をランク付けしたブックガイド。平易な言葉で、芥川賞作品を紹介している。文体は彼のA…

【書評】 カトリシスムとは何か キリスト教の歴史を通して 著者:イヴ・ブリュレ 評価☆☆☆★★ (フランス)

カトリシスムとは何か―キリスト教の歴史をとおして (文庫クセジュ)作者: イヴブリュレ,Yves Bruley,加藤隆出版社/メーカー: 白水社発売日: 2007/02メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (12件) を見るカトリシスムの歴史を知りたいと思い、本…

【書評】 キャラクターズ 著者:東浩紀、桜坂洋 評価☆★★★★ (日本)

キャラクターズ (河出文庫) 作者: 東浩紀,桜坂洋 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2012/07/05 メディア: 文庫 クリック: 11回 この商品を含むブログ (12件) を見る 批評家・東浩紀とラノベ作家・桜坂洋による共作。小説の体裁を取っているけれど、中…

【書評】 私たちはどこまで資本主義に従うのか 市場経済には「第3の柱」が必要である 著者:ヘンリー・ミンツバーグ 評価☆☆★★★ (カナダ)

私たちはどこまで資本主義に従うのか―――市場経済には「第3の柱」が必要である 作者: ヘンリー・ミンツバーグ,池村千秋 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2015/12/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る ヘンリー・…

ドストエフスキー『悪霊』1巻・覚書 

悪霊 1 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 19世紀のロシアの大家ドストエフスキーの『悪霊』の1巻を読み終わった。通常なら3巻まで読了してから…

【書評】 コンサル一年目が学ぶこと 著者:大石哲之 評価☆☆☆★★ (日本)

コンサル一年目が学ぶこと 作者: 大石哲之 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2014/07/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 『コンサル一年目が学ぶこと』という本書のタイトルを見て、コンサ…

【書評】 テレーズ・デスケルウ 著者:フランソワ・モーリアック 評価☆☆☆☆★ (フランス)

テレーズ・デスケルウ (講談社文芸文庫) 作者: フランソワ・モーリアック,若林真,遠藤周作 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/05/09 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (18件) を見る 舞台は20世紀前半のフランス。未だ第…

【書評】 ドルジェル伯の舞踏会 著者:レイモン・ラディゲ 評価☆☆☆★★ (フランス)

ドルジェル伯の舞踏会―現代日本の翻訳 (講談社文芸文庫) 作者: レイモンラディゲ,Raymond Radiguet,堀口大学 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1996/08 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (14件) を見る レイモン・ラディゲと言…

【書評】 All You Need Is Kill 著者:桜坂洋 評価☆☆☆★★ (日本)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫) 作者: 桜坂洋,安倍吉俊 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2004/12/18 メディア: 文庫 購入: 31人 クリック: 414回 この商品を含むブログ (430件) を見る このブログにはゲームの話題がほとんどないし、書…

【書評】 真昼の悪魔 著者:遠藤周作 評価☆☆★★★ (日本)

真昼の悪魔 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1984/12 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (7件) を見る 田中麗奈主演でドラマ化もされている『真昼の悪魔』の原作小説。著者は遠藤周作。 推理小説の体裁を取って…

【書評】 トリップ 著者:角田光代 評価☆☆★★★ (日本)

トリップ (光文社文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/02/08メディア: 文庫 クリック: 22回この商品を含むブログ (51件) を見る地方都市を舞台にした連作短編集。各短編に多少の繋がりはあるものの、ストーリーの構造に関連があるのでは…

【書評】 問題解決プロフェッショナル 思考と技術  著者:齋藤嘉則 評価☆☆☆☆☆  (日本)

新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術 作者: 齋藤嘉則 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2010/04/16 メディア: 単行本 購入: 10人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (18件) を見る もはや紹介不要とさえ思われる問題解決の基本書。著者は…

【書評】 夢の浮橋 著者:谷崎潤一郎 評価☆☆☆★★ (日本)

夢の浮橋 (中公文庫) 作者: 谷崎潤一郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2007/09/22 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (12件) を見る 谷崎純一郎後期の短編『夢の浮橋』と4つの随筆を収めた作品集。『夢の浮橋』発表時…

【書評】 対岸の彼女 著者:角田光代 評価☆☆☆☆★ (日本) 

対岸の彼女 (文春文庫) 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/10/10 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 70回 この商品を含むブログ (171件) を見る 『対岸の彼女』は女性心理を鋭く描いた良作である。エンターテインメント作品を賞の対…

【書評】 六〇〇〇度の愛 著者:鹿嶋田真希 評価☆★★★★ (日本)

六〇〇〇度の愛 作者: 鹿島田真希 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/06 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (49件) を見る 小説であり映画でもある『ヒロシマ、モナムール』を読み、あるいは鑑賞したことはなくとも、その名前は知っ…

【書評】 ひとり日和 著者:青山七恵 評価☆★★★★ (日本)

ひとり日和 (河出文庫)作者: 青山七恵出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/03/05メディア: 文庫 クリック: 21回この商品を含むブログ (24件) を見る青山七恵の芥川賞受賞作の表題の他、一つの短編が収められている。 初めに言っておくと、俺は現代日…

イエスの生涯 著者:遠藤周作 評価☆☆☆☆★ (日本)

イエスの生涯 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1982/05/27 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 18回 この商品を含むブログ (45件) を見る 1 キチジロー的な信仰 遠藤周作による「イエス・キリストの生涯」を描いた作品。マーテ…

【書評】 十年後のこと 著者:東浩紀、円城塔、横尾忠則ほか 評価☆☆★★★ (日本)

十年後のこと 作者: 東浩紀,絲山秋子,岡田利規,角野栄子,長嶋有,中村文則,姫野カオルコ,松田青子,森絵都,横尾忠則 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/11/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「十年後」を題材に小説家、評論家…

【書評】 ヘタウマな愛 著者:蛭子能収 評価☆☆★★★ (日本)

ヘタウマな愛(新潮文庫) 作者: 蛭子能収 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/10/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 漫画家蛭子能収の前妻との30年にわたる回想記。 印象的なのは回想記の冒頭に前妻の死を描いたところ。競艇好きの蛭…

【書評】 最強の「リーダーシップ理論」集中講義 著者:小野善生 評価☆☆☆★★ (日本)

最強の「リーダーシップ理論」集中講義 コッター、マックス・ウェーバー、三隅二不二から、ベニス、グリーンリーフ、ミンツバーグまで 作者: 小野善生 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2013/01/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含む…

【書評】 MBAが会社を滅ぼす 著者:ヘンリー・ミンツバーグ 評価☆☆☆★★ (カナダ)

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方 作者: ヘンリー・ミンツバーグ,池村千秋 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2006/07/20 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (43件) を見る ヘンリー・ミンツバーグのビジネス書は…

【書評】 マタハラ問題 著者:小酒部さやか 評価☆☆☆★★ (日本)

マタハラ問題 (ちくま新書) 作者: 小酒部さやか 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/01/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は、NPO法人マタハラNet代表理事にして、「世界の勇気ある女性賞」(米国務省主催)を受賞した、反マタ…

【書評】 予想どおりに不合理 ダン・アリエリー 評価☆☆☆☆★ (米国)

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,熊谷淳子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2008/11/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 31人 クリック: 417回 この商品を含むブログ (152件) …

【書評】 コミュニケーション重視の目標管理・人事考課シート集 著者:日本経団連出版 評価☆☆☆☆☆ (日本)

コミュニケーション重視の目標管理・人事考課シート集 作者: 日本経団連出版 出版社/メーカー: 日本経団連出版 発売日: 2012/03 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る 事業会社の人事をしていた頃、自社の人事考課制度を改定するにあ…

【書評】 ジャンキー 著者:ウイリアム・バロウズ 評価☆☆☆☆☆ (米国)

ジャンキー (河出文庫) 作者: ウィリアムバロウズ,William S. Burroughs,鮎川信夫 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (36件) を見る ウィリアム・S・バロウズのデビュー作『ジ…

【書評】 ゴースト 著者:ウィリアム・バロウズ 評価☆☆☆★★ (米国) 

■敢えて不安を受け入れよう 久しぶりにバロウズの小説を読んだ。読んだのは『ゴースト』という本。 ゴーストというのは幽霊とか魂とかのことだが、この小説ではメガネザルのこと”も”指す。メガネザルは決して殺してはならない禁断の動物として、描かれる。 …

【書評】 痴人の愛 著者:谷崎潤一郎 評価☆☆☆☆☆ (日本)

痴人の愛 (新潮文庫) 作者: 谷崎潤一郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1947/11/12 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 123回 この商品を含むブログ (228件) を見る 久しぶりに谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読んだ。谷崎らしい唯美主義・耽美主義が如実に表…

【書評】 営業力 著者:田坂広志 評価☆☆☆★★ (日本)

営業力: 「顧客の心」に処する技術と心得作者: 田坂広志出版社/メーカー: Atelier Tasaka発売日: 2016/04/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 田坂広志の『営業力』という本を読んだ。俺もコンサルタントの端くれとして、営業の姿勢を学ばなけ…

【書評】 トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙 著者:木原善彦 評価☆☆☆☆★ (日本)

■入手困難の研究書 『トマス・ピンチョン 無政府主義的奇跡の宇宙』を図書館で借りて読んだ。本書は、アメリカの現代作家であるピンチョンについての研究書である。 残念ながら、本書は、現在絶版で入手困難である。しかもAmazonでは10,000円近い価格で取引…

【書評】 ロジカルシンキング 著者:照屋華子 評価☆☆☆☆★ (日本)

『ロジカルシンキング』という本を図書館から借りて読んだが、なかなかの良書!ロジカルシンキングの入門的なテキストとして広く読まれているのも納得。ロジカルシンキングの技術力習得を目指しているため、平易な文体で書かれており、何よりも文章の論理構…

【書評】 78歳いまだまんが道を 著者:藤子不二雄A 評価☆☆☆★★ (日本)

藤子不二雄Aは、俺が好きな漫画家の一人だ。好きなのは『笑ゥせえるすまん』『魔太郎がくる!』『ブラックユーモア短編集』だ。漫画エッセイでは『PARマン』も非常に面白い。 『まんが道』も面白そうなのだが、長編で値段が高く揃えるのが大変そうなので未読…

【書評】 鏡子の家 著者:三島由紀夫 評価☆☆☆★★ (日本)

三島由紀夫の『鏡子の家』を読んだ。新潮文庫にして600ページ超の大作。「みんな欠伸をしていた」という象徴的な言葉から始まる、虚無的な物語だ。 ■物語 鏡子という30歳くらいの資産家のシングルマザーの元に集まる4人の男たちを通して、第二次大戦後、経済…

【書評】 『海と毒薬』『死海のほとり』 著者:遠藤周作 評価☆☆☆★★ (日本)

『海と毒薬』 熊井啓により映画化もされた名高い中編小説。戦時中の九大医学部で起こった生体実験に取材したフィクションだ。キリスト教については、『沈黙』に比べると穏やかな言及に留まる。『沈黙』でキリスト教信仰についてどっぷり浸かって、ちょっと遠…