好きなものと、嫌いなもの

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映画の夏、日本の夏

今週のお題「映画の夏」

 

今夏の映画ね。俺は、ダチ公と『シン・ゴジラ』を見に行くくらいかな。あとはたまったDVDを見る。『ニューシネマパラダイス』とか『マルホランドドライブ』とか、買ったは良いけど見ていないのがあるので、見よう。

 

シン・ゴジラ』は、わざわざ劇場に見に行くんだけど、ゴジラって全然興味ないんだよ。迫力ねぇなと思っちゃう。子どもの頃から特撮って好きじゃなかった。ウルトラマン仮面ライダーにもハマれず。

アニメもそんなに好きではなかったが、特撮よりは、ね。という程度。『ドラゴンボール』や『ドラえもん』は人並みに見ていたな。でも、そういう作品より藤子不二雄Aの『笑ゥせぇるすまん』の方がずっと肌に合っていた。実写映画好きだったこともあって、子どもながらにアニメの嘘くさいシーンや演出、ストーリーにはしらけるのだった。『笑ゥせぇるすまん』のダークの世界の方がより真実味がある。

子どもらしいアニメが嫌いだった訳じゃない。例えば宮崎駿の『ラピュタ』や『魔女の宅急便』は今見ても感動する。あとは、最近のディズニー映画は今でもだいたい面白いと思う。無理に大人の暗い面を見せず、過激なアクションに走らず、純粋な少年少女の心を描いている作品には、自分がそういう心理を失ってしまったとしても、かつてあった心理であり、それゆえに「想像」はできるから、感動する。

このくらい突き抜けた純粋さがないと、俺って斜に構えてしまう。『ドラゴンボール』なんかいつまでも孫悟空が強くて嘘くさく早く挫折しろと思ってしまうし、『ドラえもん』は教条的で説教臭くてつまらない。

うちの子どもが好きな『プリキュア』も、つまらない。今の『魔法使いプリキュア』はまだいいが、何年か前の『ハピネスチャージプリキュア』は酷い。何しろ幼児向けアニメに恋愛沙汰を入れているからな。バカだろう、これを作った連中は。

 

アニメで面白いなと思うのが『新世紀エヴァンゲリオン』で、地上波で放映当時、俺も子どもだったからリアルタイムで見ていたよ。劇場にも足を運んだかな。

碇シンジがベッドに眠るアスカ・ラングレーの前で何かをして・・・それが何をしていたのか、友達に聞くまで分からなかった俺は初心だったな。

エヴァ』は宮崎アニメと違って声優を使うのが良い。アニメにしても、ゲームにしても、声は声優の方がずっと良い。宮崎駿ってどうして俳優を声優にするのかな。それと素人。映画監督の庵野秀明に声優ができる訳がないのに。『トトロ』の糸井重里は稀な事例だろう。

 

エヴァンゲリオン』が好きだったから、総監督を務める『シン・ゴジラ』も見てみたいと思った。ただそれだけだ。映像に迫力がないとは思わないし、ポスターも良いとは思うけれど、どうなんだろうな。面白いのかなと、アニメに好きな作品があっても特撮に好きな作品がない俺は、少し不安になる。

 

まあいいや、とりあえず再来週に見に行くから、見たらまた感想でも書くぜっての。