好きなものと、嫌いなもの

書評・映画レビューが中心のこだわりが強いブログです

見たいドラマ2017 春

1.母になる

いちばん見たいのがこれ。沢尻エリカ様主演。

 

エリカ様、番宣で『さんま御殿』に出てたけど、あごの皺が目立ってたなあ。嵐のイモみたいな顔した男が主演していたフジテレビのミステリーでは、かわいかったんだがなあ・・・

 

2.クライシス

小栗旬主演。

序盤からの新幹線内での激しいアクションに、引き込まれるものの、若干設定に無理を感じた。序盤から犯人との格闘を見せて、『クライシス』というドラマは、アクションで見せることを示してはいるんだが、新幹線で?こんな露骨になあ。マンガみたいに安っぽい。これでも公安なんだよね・・・

 

小栗がいるところには、何人かのチームがいるんだけれど、このチームがなぁ。冴えない笑

なんかどっかのアメリカ映画で見たことがあるような設定なんだけど、古臭い!爆弾の扱いに強いメガネのオタクっぽい男、ハイテクに強い女性、そして背が高いんだけど見てくれが冴えないリーダー。そして小栗と、西島英俊の肉体派。う~ん。オタクとハイテクが要らないな。ハイテク女を演じる女優は美人だけど。

 

小栗旬は順調にキャリアを重ねてきたせいか、ふてぶてしい公安のプロフェッショナルを自然に演じている。わざとらしいところがない。彼を見ているだけでも良いのかな、という程度。2話を見てから今後を決めようか。

 

3.あなたのことはそれほど

波留ちゃん。マンガが原作だとか。波留がカワイイから見るというだけだ。

 

4.リバース

藤原竜也主演。このドラマは面白い。幸先が良いスタートを切った。この高いレベルを最後まで続けられれば、素晴らしい作品になること請け合いである。原作が小説ということもあり、設定に裏があったり、人物描写が丁寧でリアリティがあるのも、特筆すべき点だ。原作者は湊かなえで、映像化されることが多い作家だが、映像化作品はあまり面白くない。評価が高い『告白』も酷い映像だったし、『白ゆき姫』も退屈な映画だった。今回は良さそうである。

 

品の良い顔立ち(歯並びは悪いものの)から、エリートを演じることが多い藤原だが、今回は作業服を着るような会社に勤めている。しかもその会社は、新卒の時にずいぶん苦労して内定を獲得した会社なのだ。

 

『リバース』は、10年前の大学4年時に、旅行中の事故で親友の広沢を亡くした深瀬と、その旅行に参加していた同級生3人(村井、谷原、浅見)、そして亡くなった広沢を巡る物語。広沢の事故のことは、墓場まで持って行こうと、秘密にする4名だが、その秘密については、1話では全く語られていない。事故ということだが、秘密にするということがどうにも怪しい。そして、深瀬のアパートのドアには「人殺し」という紙が貼られ、深瀬の恋人にも「深瀬は人殺しだ」という匿名の手紙が送られてくるのだ。そして、物語の時間は10年前にさかのぼる・・・あらすじを読んでいるだけでも興味を惹かれる。

主人公は深瀬なのだが、他の同級生3人と広沢についてもエピソードがふんだんにあり、物語に厚みを持たせているので、見ていて飽きさせないし、物語の奥まで知りたくなる。

 

このドラマはキャスティングも巧みだ。主人公・深瀬役には藤原竜也、政治家秘書の村井役には三浦貴大、大手商社に勤める谷原役には市原隼人、教師の浅見役にはジャニーズの玉森裕太。主役級の俳優がたくさん出ている。

そしていやらしいジャーナリスト役には武田鉄矢。よくぞこういう役にキャスティングしてくれました!

武田鉄矢みたいな俳優には、良い人を演じさせてはいけない。金八先生そのまんまになってしまう。彼みたいに、教師役を何十年にも渡って演じ、声が優しくて、良い人役がぴったりで、歌手としては「贈る言葉」なんかを歌っている俳優が、いやらしい役を演じたら「ウワッ、なにこいつ・・・」っていう違和感があるだろう。このドラマでは武田の演技も見物といえよう。だいたい、武田の顔は、笑えば優しいオジサンに見えるが、黙っていると意外と怖い顔である。こういう俳優が、たけしの映画に出て欲しいんだよな。平気で人を殺しまくって、ワイシャツを血で染めちゃうような笑

今回の武田鉄矢は、『インソムニア』のロビン・ウィリアムスを思わせる。もっと悪人を演じて欲しいなあ。

 

 

5.小さな巨人

警察版『半沢直樹』。『リバース』ほどじゃないが『クライシス』よりはよほど良い。

 

背が高くてスタイルが良いが、顔だけ見ると堺正章みたいで安っぽく、茶目っ気がある長谷川博己主演。なので、彼が正統派の役をやると似合わないなあと思ってしまうのは俺だけか。『家政婦のミタ』で、優柔不断なダメ男を演じて良いなぁと思ったが、彼はどこか抜けている役が似合う。

去年のヒット映画『シン・ゴジラ』で主演を演じた長谷川は、失敗を経ながらも果敢に前に進む官僚役で、「抜けた」ところがなかった。それだけに物足りなさを感じていた。いや、もちろん長谷川のパフォーマンスに不満があった訳ではないのだが、どこか欠陥がないと長谷川ではないような気がする。『MOZU』のヒガシ役みたいに破天荒でなくても良いが、正統派だと物足りないと思ってしまう。

 

rollikgvice.hatenablog.com

 

そして今回は、ノンキャリアながら捜査一課長のイスが目の前に見えている警視庁のたたき上げの刑事役を演じる。たたき上げというのはノンキャリアだからというだけで、長谷川が演じるのはあくまでエリート然とした刑事だ。それを端的にあらわすのが、彼のセリフ「捜査は勘じゃない。理論だ」と、所轄を露骨に見下して言うところであろう。しかし、捜査一課長の裏切りで、所轄においやられてしまうという設定である。

 

うん!これこれ!これだよ。

まるで長谷川のためにあるような設定!

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主人公を裏切る捜査一課長を演じるのは、香川照之。『半沢直樹』の大和田常務を思わせる嫌味な権力者である。

その他、半沢で出てきたキャストと被るのは、手塚とおる駿河太郎あたりか。半沢じゃないけど同じ池井戸作品『下町ロケット』に出ていたのと被るのは、ヤスケン春風亭昇太か。昇太は上手くないから俳優業は止めた方が良いのだが・・・今回も前捜査一課長を担っていたとは思えないほど小物。

主人公の妻役は、これまた『シン・ゴジラ』の官僚・尾頭役で人気になった市川実日子

 

 

6.犯罪症候群

1話だけ鑑賞。

オンエアを見たらつまんなかったので、今後は見ません。

警察を演じる渡部篤郎が病人みたい笑

白髪も多くて声もかすれている。

あんた老け過ぎだよ。