好きなものと、嫌いなもの

書評・映画レビューが中心のこだわりが強いブログです

【書評】 コンサルタントのための“キラーコンテンツ"で稼ぐ法 著者:五藤万晶 評価☆★★★★ (日本)

コンサルタントのための“キラーコンテンツ

コンサルタントのための“キラーコンテンツ"で稼ぐ法 (DO BOOKS)

売れるコンサルタントになるためには「キラーコンテンツ」が必要だという本。著者の肩書きは「コンサルタントコンサルタント」だそうである。年収は3,000万円稼いでこそ一流だそうだ(そうなのか?)。本書には、一流コンサルタント・二流コンサルタントという俗っぽい表現が並ぶ。コンサルタントと講師を明確に分けて、4象限に分けて論じていて、コンサルタントが顧客として焦点を当てるべきなのは「社長」などの意思決定権者の最高位に位置する相手だという。経営層であろう。

読みながら、年収3,000万とか一流・二流とか、読んでて安っぽいなあと思っていた。コンサルタントはオリジナリティのあるコンサルティングをせよというのは良いが、顧客である経営層が、キラーコンテンツから「金の匂いを感じられるものでなければならない」というので、もういいかなと思ってしまった………。経営層に響くキラーコンテンツを作るというのは私も分かるが、そこに金が付いて回るというと、経営層を舐めてないか。

著者が言っているキラーコンテンツ(オリジナリティのある商品)をパッケージングして売るという手法は、営業の手法としてはまあ良いかなと思ったので☆1つ。売れるコンサルタントになるための方法として、本書は参考にならず。