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闇金ウシジマくん

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来月、この間の記事で言っていたコワーキングスペースに行くことにした。美人の女友だちが紹介してくれたので行く訳じゃないが、やはり色んな連中と会っておかないと小説は書けんしなって、マジなのか俺…!!!

そういやぁタブレットを買ったんで、『闇金ウシジマくん』のドラマ版のエピソード1を1日で見てやった。
闇金が犯罪で、闇金に手を出してはいけないということは分かるけれど、それ以上に、闇金からお金を借りる人間の業の深さは見ていて快感だった。

ただ、元AV女優だったという、片瀬那奈演じる新入社員は要らなかったなぁ。
この人が闇金の中の正義ってことなんだろうし、初めて担当したババアに人情的に接したが後でババアに裏切られたことで、裏切る人間には制裁を加えるっていう役どころなんだろうけど、いかんせん片瀬那奈の演技が、例えば裏切られた後の感情の豹変を演じるには物足りないし、裏切る人間でなければ相変わらず人が良いから、見ていて面白くない。ババアに裏切られたことで、この人の人間性も変わってくれたら面白かったのにな。

エピソード2は既に見ていて、こっちは片瀬那奈が出てこないし、闇金屋の社員もみんなクズなので浸る事ができた。
クズっていうのは要は金に汚くて、業が深い人間だ。でもその方が人間ってここまで汚くなれるんだと思うし、欲望に忠実な生き方をしているこいつら、意外と知的な働き方をしているなと思える。

やっぱり俺もどうせならこういう業の深い人間を小説で描きたいもんだ。もちろん最期は悲惨な死に方をしても良い。その方が読者の心に残るんじゃないか。そういうのは、エンタメでも純文学(このネーミングセンスの悪さ、何とかならねえか)でも変わらない気がする。