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【書評】 鳥肌が 著者:穂村弘 評価☆★★★★ (日本)

鳥肌が

鳥肌が

論じるにも値しない安っぽい文章の数々が並ぶ。歌人穂村弘によるエッセイ集。

小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわいとか、自分以外の全員は実は・・・という状況が怖いとか、「笑い」と「怖い」の紙一重の日常を雑な言葉で描写している。素人の文章を読まされるようでつらい。

こういう駄文を読むと、村上春樹は遥かにマシであることが分かる。彼の文章は、いかに手を抜いたとしても、一定のレベルを保っている。