【映画レビュー】 ジョン・ウィック 評価☆☆☆☆★ (2014年、米国)
出張続きで全然ブログの更新ができていない。出張中にホテルで顧客へのレポートを書いたり、制度の改定案を書いたりしている。文章を書くのは好きだし、早い方だが量が多いとさすがに疲れてくる。ブログは娯楽で書いているので、疲れていたら、書きたくない。本は読んでいるが、備忘録程度にも感想をまとめられていない状況である。本はゲーミフィケーションの本を何冊か読んだ。図書館に行けていないので仕方なく買った。新しい研修を考案したいが、何かそのアイディアはないかと思って読んだ。まあまあ、面白いので、機会があればレビューしよう。
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昨日、日本でも2作目が公開された『ジョン・ウィック』の1作目をDVDで見た。妻も見たいというのでソファに腰掛けてふたりで見た。だが、1時間くらい肩や腰のマッサージをさせられたので、あまりリラックスして見られたとは言えない。私は腰痛持ちなのできもちいいツボをよく押さえており、マッサージは上手いと自負する。だが、腰痛持ちなのだから、マッサージをするよりも、「される」方が好きである。
キアヌ・リーヴスが主演して、久しぶりに逞しいアクションの演技を見せてくれた。ジョン・ウィックというのは殺し屋の名前で、キアヌは殺し屋を演じている訳である。185センチはある大柄なキアヌ・リーヴスがアクションを披露すると、見栄えが良い。日本人俳優でも、ドラマで刑事役をやっていた小栗旬は、キアヌと似たような身長だと思うが、変に痩せていないし、見応えがあった。いくらアクションの技術があっても、肉体的に貧弱だと全然さまにならない。
『ジョン・ウィック』は殺し屋の復讐劇。演出は独特で、テレビゲームのような疾風怒濤のアクションを見られる。映画中にも銃撃シーンの多いアクションゲームをプレイしている人物が出てくるが、この『ジョン・ウィック』もそんな演出を見せてくれる。キアヌ演じるジョン・ウィックが、撃って、隠れて、また撃って、隠れての繰り返しをして、敵を倒していく。1つの場面が終わって感じるのは、アクションゲームのステージクリアのような感じである。パンチ・キックや銃撃の破壊力は甚だしく、更にスピード感もあって、アクション映画の見本のような、非常に良い演出である。
ジョン・ウィックは何のために復讐をするのかというと、病死した妻が自分に託した愛犬を殺されたためである。犬ごときでそこまでやるか?というほど復讐が徹底していて、客観的な事実(犬のため)だけを見るとギャグだが、ジョン・ウィックの復讐は真摯に遂行されているのである。それだけ妻を愛していたということだろうが、一見単なるB級映画に陥ってしまうところを、復讐のまじめさと、ゲーム的な演出のおかげで、味のある映画にしている。
ジョン・ウィックが女性に甘いのと、ウィレム・デフォーが大して活躍せずに死んだので、多少減点したが、続編が非常に楽しみな、味わい深いB級アクション映画だった。